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2024/07/16貸す場合のメリットデメリット
『 貸す場合のメリットデメリット』
売るのではなく貸すという選択
不動産売却を考える際、賃貸に出すことを検討する方も多くいらっしゃいます。賃貸に出すことにはメリットとデメリットがあります。今回は、ご自宅を賃貸に出す場合のメリット・デメリットをご紹介いたします。これらを理解したうえで、最適な判断をしていただければと思います。
賃貸に出すメリット
1. 賃料収入が得られる
賃貸に出す最大のメリットは、賃料収入が得られることです。ご自身の収入に加えて賃料収入が入ることで、家計にゆとりが生まれます。また、税金面でのメリットも享受できる場合があります(詳細は割愛します)。
**注意点**
住宅ローンが残っている場合には注意が必要です。住宅ローンは基本的に、借りている方自身が住むことを条件としているため、賃貸に出す場合には優遇金利が打ち切られることや、アパートローンへの組み換えが必要となることがあります。金利の増加により、賃料収入以上のローン支払額になることも考えられます。賃貸に出す前には、必ず金融機関に確認し、計画が無理のないものかを把握しましょう。金融機関に申告せずに賃貸に出すことは契約違反となる可能性が高く、見つかった場合には残債の一括返済を求められることもあります。
2. 将来住むことができる
賃借人が退去すれば、将来的に再びその家に住むことができます。ただし、多くの方は再度住むことは少ないため、このメリットは限定的です。期間が決まっている転勤などの場合には有効です。
賃貸に出すデメリット
1. 空室リスク
賃借人が見つからなければ賃料収入が得られず、住宅ローンが残っている場合にはその支払いを自身で行わなければならず、負担が増える可能性があります。
2. 新たに住宅ローンが組みづらい
住宅ローンは重複して借りることが難しいため、住宅ローンを利用しての住み替えを考える場合には借りづらくなることがあります。
3. 賃貸中の売却価格が安くなりやすい
賃貸中の物件を売却する場合、投資用不動産として評価されるため、買主が投資家となることが多く、「利回り」で評価されます。この評価は「住まい」としての評価よりも厳しくなる傾向があり、売却価格が安くなりやすいのです。
まとめ
ご自宅を賃貸に出すことには様々なメリットとデメリットがあります。賃貸に出すことを前提として購入していない場合、一般的には賃貸に出すことをおすすめしません。しかし、ご所有の不動産の状況によっては判断が変わるため、賃貸をご検討の方は一度ご相談いただければと思います。